頭痛外来について
頭痛には大きく分けて急性頭痛と慢性頭痛があります。急性頭痛はクモ膜下出血や髄膜炎など急を要する疾患の可能性があり十分注意が必要な重篤な病態と言えます。それに対して慢性頭痛は、命に関わることがなく、また特に片頭痛や群発頭痛では繰り返す痛みが日常生活を脅かしているにも関わらず痛みは外からは見えにくいという理由から軽視される傾向にあります。頭痛外来の使命は、慢性頭痛に悩んでいる方に対して、まずは系統的な問診と脳 MRI などの画像診断を組み合わせて、可能な限り正確な診断をくだすことです。思わぬ合併症によって元々の片頭痛が悪化して見えたり、環境の変化など原因で元からの片頭痛に緊張型頭痛を合併させたりすることがあります。そのような複雑な病態をもつれた糸をほぐすようにして診断に迫って行くわけです。そして二つ目の使命ですが、その診断に基づき患者さんのライフスタイルやニーズに合わせたオーダーメイドの治療計画を立てることです。慢性頭痛の治療には頭痛発作時に行う頓挫療法と発作頻度を減らす予防療法があります。これらを組み合わせて最適な治療法を患者さんとともに創造していきます。 最近は痛みをもたらす物質(CGRP)を取り除く皮下注射を月に一回程度行う抗体療法が開発され、頭痛発作の頻度を劇的に少なく(6 割の人が半分以下に)することができるようになりました。
受診について
外来日は、金曜日 14:00~15:00
本外来は、完全予約制ですので、受診をご希望される場合は、お電話で予約をお取りください。
※紹介状がなくてもご受診いただけます。

予約診療に関するご案内
当院は保険診療に基づく予約診療を行っております。予約診療は 1 回につき予約料 2,200 円(税込)が必要となります。予約診療と予約外の診療がございますが、お時間を確保できる予約診察をお勧めいたします。
次回の診察(再診)について
次回の診察(再診)は受診時に受付でご予約ください。
予約診療には保険診療で認められている予約に基づく診療として 1 回につき予約料2,200 円(税込)が必要となります。