「Mako（メイコー）」ロボット支援手術とは
― 正確で安全性の高い、人工関節手術をサポートするロボット―
当センターでは、手術の精度と安全性を高める手術支援ロボット「Mako（メイコー）」を導入しています。
Makoは、日本で初めて承認された整形外科分野におけるロボティックアーム手術支援システムです。近年、全国の医療機関で導入が進む中、横浜市泉区にある当センターでもこの技術を活用した人工関節手術を行っています。この手術では、CT画像をもとに関節の状態を3Dで再現し、患者さんに合わせた精密な治療計画を作成します。手術中は医師がロボティックアームを操作し、術前計画に沿って骨切除を制御することで、人工関節の再現性の高い設置が期待されます。
Mako（メイコー）の3つの特長
1. 高精度な術前計画
CT画像をもとに、患者さんの骨格を3Dモデル化し、手術前に人工関節のサイズ・設置位置・設置角度を正確に計画できます。
2. ロボティックアームによる精密な手術支援
手術中は医師がロボティックアームを操作します。ロボティックアームの制御により、計画通りに骨を削ることができ、手ぶれによる誤差を最小限に抑えます。
3. 自動停止による安全性
手術器具が計画外の部位に向かうと、Makoが自動で停止します。周辺の筋肉や靱帯を保護し、低侵襲な手術を支援します。
対応する人工関節手術
- 人工股関節全置換術（THA）
- 人工膝関節全置換術（TKA）
- 人工膝関節単顆置換術（UKA）
※いずれも保険適用の対象です。
期待されるメリット
Makoを使用した人工関節手術では、研究により以下のような効果が期待されると報告されています。
- 人工関節の設置精度の向上
- 人工股関節手術後の脱臼リスクの低減
- 人工膝関節手術後の疼痛軽減
Makoをおすすめしたい方
- できるだけ身体に負担の少ない手術を受けたい方
- 正確で再現性の高い人工関節手術を希望される方
- 他院で手術を勧められたが不安がある方
Mako（メイコー）手術の流れ
Makoを使用した人工関節手術の流れを動画でご紹介しています。
患者さんやご家族にもわかりやすい内容となっており、手術のイメージをつかんでいただけます。
ご相談・ご予約について
Makoを使用した人工関節手術についてのご相談は、人工関節センターまでお気軽にお問い合わせください。
